人生を豊かにする言葉「今日の一言」

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タケノコ思考

思考はタケノコみたいなもので、大部分は土の中に埋もれている。

 

阪田三吉さん(棋士)の言葉です。

 

はてはて、何のことだろう…。

 

この言葉は恐らくさまざまな解釈ができるでしょう。
僕の解釈をちょっと書き記したいと思います。

 

こんばんは。
髙橋大地です。

 

タケノコというのは、氏がおっしゃっていたように、加食部は地上に出た部分で、ほんの一部なのです。
色々な植物を栽培するとわかりますが、植物も僕たち人間のように繁殖します。
いや、人間のように繁殖したら気持ち悪いか。
想像したらそれもう気持ち悪いね。B級映画にもならない半端なキモさだね。

人間のようには繁殖しませんが、繁殖するという点では一致します。
生物はなんらかの手段で繁殖するのは恐らく事実でしょう。
種で繁殖すると思う方が多いと思いますが、かなりの種類が栄養繁殖性という性質をもっています。

今回出てきた植物のタケノコもその性質を持ちます。
彼らは地下茎と呼ばれる、根のような茎のようなもので増えます。
つまり、無から生えているのではなく、タケノコが生えているということは広大な根が存在するということです。

 

僕たちが何か案を出す時、土の中に眠る多数の案から生み出されている案をあたかも絞り出して生まれた案のように感じている。

 

氏はこう言いたかったのではないでしょうか。
タケノコの可食部が顕在意識だとすると、地下茎は潜在意識とたとえることができます。
その比率はざっと1:9と言われますね。
この潜在意識は無意識の領域で、刷り込まなければ記憶すらできないという専門家もいます。

脳の9割が潜在意識なら、この潜在意識をフルに使うと人間は爆発的な能力を出しますよ、そのような話もよく聞く話です。

潜在意識への語り掛けの方法は実にたくさんの方が説いているので、自分にあった方法を探すしかないのですが、共通点はあります。

 

・柔軟に偏見なく視野を広げる
・明確な目標を置いておく

 

成功者の執筆されている本を読むと、「本の平行読み」が推奨されています。
これは様々な知識を平行して取り入れ、新しい発想を生み出しやすくするというもの。
→柔軟に偏見なく視野を広げる

目標を見えるところに置き、常に意識することで脳は自動的に目標を意識し、そこへ進む。カラーバス効果とも呼ばれる。必要な情報が目に留まるようになる。
→明確な目標を置いておく

 

ということだと思います。

 

強調しますが、ということだと思います
僕の解釈ですから。

 

ではここにタケノコ思想を混ぜてみましょう。
アスパラやタンポポでもない限り、アスファルトへの根の侵入は難しいです。
柔軟な偏見のない学びは開墾。育てたいタケノコ付近を耕します。
タケノコの発育には栄養が必要。肥料ですね。
その肥料は明確な目標を置くことで、吸収率を高め、発育良好になります。

 

大地から顔を出したタケノコ。

まさにそれはごくごく一部で、開墾、根の育成により生まれる存在なのです。
僕は彼の言う思考とはアイデアのことなのかなと思います。
イデアマンというのは優れた脳で素晴らしい発案をしますが、タケノコのように見えない部分に膨大なエネルギーを溜めた方々です。

 

凡人である僕が優れたアイデアを出すには、「地下茎を育てる」こと以外にない。

開墾&育成!!